あいのそのブログ
園長先生のお部屋~偉大なかぶ~
2022.02.09
おおきなかぶのお話が大好き。目の前のことを無条件に受け止める、楽しむ子どもたち、お話に聞き入っている様子はいとおしくなんとも言えません。3歳のクラスがみかんの日、4歳ではかぶの登場。七草のすずな、寒い冬はなんとっても大根やかぶでの料理ですね。わたしは実にたくさん手作りの人形類を持っているのですが、「おおきなかぶの御一行様」もそのなかのひとつ。30年以上になる仲間、助っ人ですが、これらの出番となりました。かぶもフエルトや布を使って作っていますが、この日隠し持っているのは本物のかぶ。それが出た瞬間の子どもたちの歓声。かぶを抜くのも人形たちに任せてはいられないとばかりにみんな大きな声での唱和。懸命に抜いてくれました。
かぶで何作ろう?の問いかけに「みそしる」「おつけもの」「シチュー」などなかなかよい答え、かぶは2回手に入れていてこの日の前にも3歳児のクラスに出張した日があったのですが、栄養士の田口さんが給食の仲間に入れてくれました。かぶは実は簡単には手に入りません。おうっと驚く大きさであってほしいのとなんと言っても葉っぱが完全であってくれないと。それをみんなで引っ張るのです。かぶも晩白柚も今、旬です。大きいだけでちょっと価値がの「大きなかぶ」。安いし売れないし、なのに子どもとの時間には偉大な存在です。