あいのそのブログ
園長先生のお部屋~7月も半ばに
毎日のお天気に気をもんだりしているうちに1学期最後の給食日になりました。来週火曜日、全員集合のあとはしばらく3分の1くらいの子どもたちでの日々になりそうです。コロナの報道も、多いなと思う数字にちょっと驚き心配な日が続いています。健康で、そして事故のない安全で過ごす夏でありますように。
ゆきぐみの男の子が「ようせいがきてん」と目を大きくして報告。時節柄「ようせい」には「陽性」が浮かんできます。何度か声をかけてくれて、どうやら歯が抜けた、枕の下に入れておくと「妖精」が来て持っていく、おかあさんがそう教えてくださったのでしょうか。やっと相槌を打つことができました。「せんせいとこもきたん?」、「うん枕の下に置いてたら朝なくなってたよ」、満面の笑顔、楽しいやりとりうれしかったです。
歯と聞いて一番に思い出したこと、長い間勤務した幼稚園で、ある夏の朝、「ぬけた、ぬけた!」と大騒ぎしながら登園してきた女の子。えっ!歯が!?それは大変、ではあの絵本を読まなくっちゃ。「かもさんおとおり」などの作品でよく知られるロバート・マックロスキーの「海べのあさ」です。朝から「あたしのはがいっぽんぬけかかってる」と主人公の女の子は大騒ぎ、誰かを見ると「あたしのはが!」と。抜けたら枕の下に入れておねがいするのとも。歯が抜けそうと聞いたおかあさんが、大きくなったらそうして抜けて新しい歯が生えてくること、歯はその次どうするか、ここでは妖精は出てきませんが、いつ抜けるか?の楽しい一日が始まっていきます。長い絵本でしたが目をこらし、耳を傾けて聞いていた子どもたちを思い出します。
子育てのなかで出会っていくいろんなひとコマひとコマ、夏の季節、いつもよりちょっとゆったりする時間も訪れることでしょう。いろんな成長が楽しみですね。