あいのそのブログ
阪神淡路大震災から30年
今日は1月17日。
1995年1月17日の阪神淡路大震災から30年が経ちました。
多くの尊い命が犠牲になった日です。
保護者の皆様の中にも経験された方がいらっしゃると思います。
幼稚園でも各クラスで震災について先生からお話を聞いたり、
当時のことを知っている先生を探して「地震のとき、どんなだったの?」
「幼稚園に来ていた子たちはどうしたの?」
「先生は、大丈夫だったの?」と聞きたいことは、たくさんです。
5歳児クラスの子どもたちは、職員室まで先生を探して話を聞きに来ている子もいました。
当時のことを思い出した先生の目には、涙が浮かんでいました。
そんな先生を見て、子どもたちも頷きながら静かに聞く姿がありました。
当時のことを知らない世代が増え、経験していても当時は幼かった世代が大人になった今、"語り継ぐ"という機会が大切だと感じます。
地震の放送が鳴ると、話をよく聞いて自分で小さくなり、頭を守っていました。
これまで何度も避難訓練を行ってきた経験が生かされています。
乳児は、午睡中だったため、先生が一人ひとりを抱きかかえて避難しました。
人数確認は、先生が名前を呼び、子どもの顔と名前を一致させながら確認します。
園長先生からも震災当時のお話を聞きました。
大変なことがたくさんあっても、人と人が助け合うことの大切さを教えていただきました。
避難訓練後は、引き渡し訓練を行いました。
幼稚園までの道が倒壊した家や道路で通れないかもしれないなど、非常時にどう行動すればよいか、命を守る行動とは何かについて、考える機会になればと思います。
引き渡し訓練への参加にご協力いただき、ありがとうございました。
今日のオープンデーでは、防災について取り上げたクラスもありました。
あるクラスでは、広告紙で紙皿を作り、その上にラップを敷いて乾パンを食べていました。
「このお皿、ラップ敷いたら何回でも使えるんや!」
ご家庭でも今一度、防災について考える機会をつくってみてくださいね。